2021-03-25 第204回国会 参議院 内閣委員会 第7号
女川原発から三十キロ圏に掛かっている美里町の相沢町長は、事故が起きても広域避難が安全にできるとは言えないと反対意見を述べています。この声に応える状況になっていないということなんですね。防災インフラ整備と言いながら、結局、立地地域も変わらないままずっと来ているんですよ。立地会議そのものがもう十年以上開催されていないわけなんですね。
女川原発から三十キロ圏に掛かっている美里町の相沢町長は、事故が起きても広域避難が安全にできるとは言えないと反対意見を述べています。この声に応える状況になっていないということなんですね。防災インフラ整備と言いながら、結局、立地地域も変わらないままずっと来ているんですよ。立地会議そのものがもう十年以上開催されていないわけなんですね。
女川原発二号機の再稼働をめぐっては、多くの県民が反対をしているにもかかわらず、知事、立地自治体である石巻市長と女川町長の同意をもって地元同意だというふうにされてしまっているんです。 これ、防災インフラの整備ということから考えれば、宮城県も対象地域が広がるということになるんでしょうか。
原子力に関しましては、ミックスで示された電源比率二〇から二二%の達成、これに向けまして、現在、これまで九基の原子力発電所が再稼働し、昨年十一月には女川原発二号機について地元理解表明がなされるなど、一歩ずつ取組を進めているところでございますけれども、引き続き、国民の皆様方また地元の皆様方の御理解を得ながら、着実に再稼働に向けた取組を進めていきたいと考えております。
女川原発再稼働の同意の経緯についても少し伺いたいと思っております。地元の同意が得られたと聞いておりますが、地元の方々の不安の声も聞いております。原発事故が実際に起こった際の避難、現実的な避難について、あわせてお聞きしたいと思っております。港まで行き、船で避難するというのは私は非現実的だと思っております。地元の同意までの経緯とともに、この現実的な避難経路の確保について教えてください。
お答えの、女川原発二号機は、本年二月に原子力規制委員会による設置変更許可がなされまして、経済産業省より宮城県知事等に対しまして再稼働に係る政府の方針を伝達いたしました。 その後、宮城県議会、女川町議会、石巻市議会におきまして、再稼働に賛成する請願等が採択された後、本年十一月に村井宮城県知事から、女川原発二号機の再稼働について理解する旨の表明があったところでございます。
東日本大震災で被災をした東北電力の女川原発二号機は、六割から七割の県民の反対があるにもかかわらず、知事と立地首長が再稼働に同意をしました。その女川町も、十一月二十五日付けの毎日新聞で原発マネーが町の歳入の一割超を占めているというふうに報道をされました。
特に、先般、女川原発が、審理が済み、そして地元の同意、再稼働がいつかというように言われている。私は、万が一のときに完璧がない、そういう中で再稼働をすることはいかがなものかというふうに思っているんです。
ですが、今、例えば仙台高裁による女川原発の知事、市長の同意差止め仮処分手続においても、やはり争点になっているのは国の避難計画の実効性。
今年の二月に、女川原発再稼働の是非を問う住民投票条例制定を求めて、県民投票を実現する会が県に提出した署名は十一万一千七百四十三人分に上ったわけですよね。これ宮城県内だけじゃなくて、福島県内でも、東北で再稼働を進めるなんて、認めるなんてあり得ないと、隣県であっても被災者はとてもじゃないけど納得できないよと、こういう怒りと不安の声が上がっています。これ当然のことだと思うんですね。
次に、女川原発をめぐる問題についてお聞きをいたします。 十一月二十七日、原子力規制委員会は、東北電力女川原発二号機について、再稼働に必要な新規制基準への適合を認める審査書案を了承しました。これに対して宮城県内では、防潮堤を越える津波が来れば再び想定外でしたとなるのか、絶対に安全とは言えず不安は消えないなど、不安と怒りの声が上がっています。 女川原発は東日本大震災で被災をした原発です。
また、昨日は、東北電力の女川原発二号機について、新規制基準に適合する審査書案を了承し、今後は、パブリックコメントなどを経て、その後、原子力規制委員会が審査書を正式に決定をすれば正式に合格するという報道がなされておりました。 このような観点も踏まえて、二〇三〇年エネルギーミックス実現に向けた原子力の重要性について質問をさせていただきたいと思います。
御指摘のとおり、現時点で再稼働しているものは九基でございますけれども、設置変更許可を既に得ているものが六基、審査中のものが十二基という中で、先ほど御指摘いただきましたけれども、女川原発の審査が進むといったような進捗もある中で、再稼働九基、設置変更許可六基、審査中のもの十二基を足しますと二十七基ということでございまして、二〇から二二%を達成するためにはおおむね三十基と、再稼働が必要になってくるわけでございますけれども
宮城県が、女川原発のUPZに立地する病院、有床診療所の数並びに避難計画の策定状況をまとめたものであります。 これはUPZ圏内、大体三十キロ圏内、石巻市、東松島市、登米市、女川町と四市町が入るわけですけれども、二十機関二千百九十六床が対象となるわけなんですね。そして、その中で、策定状況が十六機関、四機関だけがまだ未策定であるということが書かれております。
唯一、女川原発を抱えている女川町だけが、必要だと答えておりました。 東日本大震災の現場にいた私たちにとっては、東日本大震災があったからこの緊急事態条項が憲法改正で必要だと言われること自体に対しては、全く逆だと現場では思っている声が多いと思います。 吉野大臣は、防災、憲法の担当ではないですけれども、でも、東北出身、そして被災自治体の現場を見ていらっしゃる、この間の復興の状況も見ていらっしゃる。
これを見ながら質問していきますけれども、東通原発と女川原発は今は稼働をしておりません。これらの原発も送電線の枠を押さえているということになりますよね。
女川原発のところは、先ほど説明がありましたが、避難所としても使われていて、この時点で非常に安全だというふうに皆さんには思われていましたが、しかし、住民の皆さんのアンケートを取ってみると、七割ぐらいの方が再稼働に反対していると、これがまあ現状なんだと思っていて、そこを解決するために地元の考え方だけでやっていけるのかどうかというと、僕は相当難しいと思っていて、原子力政策というのは元々国の政策で始めたものですから
それから、女川原発の再稼働についてお伺いしていきたいと、そう思います。 被災地の声は圧倒的に再稼働に対して反対されてきていると、これは当然のことだと思っています。一方で、東北電力にしてみれば、電力の自由化が始まってしまって、この原発の再稼働を行っていかなければ企業として大変になってくるんだということです。
女川原発は、いわゆる東北電力の自己規制というんですか、当初よりもかなり高めで十五メートルに堤防をして、結果的にいわゆる十四メートルの津波で収まって、ぎりぎり何とかなったと。それに比べて、何で隣の福島が、津波が来ない来ないということの何というんですか、いわゆる機能停止に陥ってしまったか、本当に悔しくてならないんです。
それで、ちょっとそういう問題意識を持ちながら続けていきたいと思うんですが、女川原発は、福島第一と同じ沸騰水型軽水炉、マーク1と言われる形ですけれども、一号機から三号機まであるうち、一番新しい二〇〇二年運開の三号機がプルサーマルであります。 二〇一三年の十二月に、女川原発二号機の再稼働審査が申請されました。現在、審査中であります。
本日は、女川原発の再稼働問題と復興について伺いたいと思います。 宮城県女川町は、三・一一大震災で震度六強の大きな地震を受けました。人口一万十四名の町で、死者・行方不明者合わせて八百二十七名にも上ります。建物は三分の二が全壊。被災規模の最大はお隣の石巻市ですが、被災率は女川町が最大ということです。 私が震災後、女川町に伺ったのは三月十九日でした。
女川原発は、三陸海岸南端にある牡鹿半島の中ほどに位置して、印をつけてあります震源地、この震源地から約百二十三キロ、実は福島第一原発より震源地に近く、そして、右側に表をつけてありますけれども、地震加速度も福島が五百五十ガルに対し女川は五百六十七ガルと大きかったことがわかります。 地震発生の瞬間、女川原発一号機、三号機は運転中で、自動停止しました。
三年以内にやりますとか言っていたから、ばか言うな、即刻やってくれとお願いしたことを覚えているわけですが、例えば福島第一に隣接している女川原発あるいは福島第二、これは高さがあって助かっているというふうに私は認識しているんですが、その認識に関して御意見はありますか。
他方で、了解はとれているけれどもまだ申請していないものとして女川原発があります。その外数に福島第一原発の三号機がある、こういう状況でございます。
女川原発は、外部電源五系統のうち四つが遮断をされて、たった一つが残ったことによって救われたわけです。四月七日に同じような大きな地震がありました。私、あの日は仙台におりましたので、本当に死ぬかと思うくらい、場所によっては三・一一よりも大きいという地震、このときに四系統のうち三つが遮断をされました。
○本村(賢)委員 福島県知事が、県内原発の全基廃炉は県民の強い思いということで、政府に廃炉を要請しておりますし、福島県議会も、先ほどお話があったように、福島第二原発廃炉を求める請願を採択していたり、そういったことを踏まえていく中で、先ほど金子委員からも御指摘がありました、十月七日、福島第二原発や女川原発の再稼働について大臣が会見でお話しされたことは、非常に資質が問われる問題じゃないかと思っております
○高橋(千)委員 先ほど説明したとおりとおっしゃいましたけれども、先ほど金子委員の質問に対して、記者からの質問の中に女川原発という言葉があったので、一般的だと思ってそう答えたというふうな答弁をされました。 記者は、被災地にある女川原発と福島第二原発という質問をしています。ということは、大臣、もしかして女川原発は被災していないという認識なんでしょうか。
女川原発はメルトダウンしませんでした。だけど、道路が塞がって一週間孤立したんですよ。福島原発は道路が通行できました。だからラッキーだったかもしれません。ラッキーという言葉は不適切ですね。天災と原発事故が重なるというのは大変なことなんですよ。そういうリスクをもう一回今度はしょってくださいと言うわけですよ。これは、腹固めてやらなくちゃ駄目ですよ、国も。
この間も、何というんですか、女川原発では、点検記録不備四千百八十八も見付かったと言っていますんでね。 私はこう思うんですよ。日本で大きな三つの間違いは何であったかというと、第二次世界大戦が一つ、もう一つは原発事故だと思うんです。もう一つは一千兆円の借金なんです。これは日本の理性の喪失みたいなものじゃないのかなと、そういつも言っているんです。
もちろん、これも御案内のとおり、東北電力の女川原発が実に見事な対応をなさいましたので、それとの対比において、私は、東電は少なくとも道義的には非難されるべきだと確信しておりますが、それは法的な責任とは別のものだと考えなければならないと思っております。 いずれにいたしましても、民事上の責任において一番悪いのは、責任の限界が決まっていないことです。